喪中はがきを出す相手の範囲は?

喪中に年賀を受け取ることは許される?

喪中はがきは、喪中のために年賀を失礼させていただきますというお詫びのはがきですね。しかし喪中でも年賀を受け取ることは構いません。自分の方からは出さないということです。

ですから、喪中はがきの文面に、「皆さまからの年賀は励みにもなりますのでどうぞ例年通り年賀状をお送りくださるようにお願いいたします」というようなことを書いても構いません。逆に喪中はがきを受け取っても、年賀状を出しても構いません。すべてコンテクスト次第です。マナー違反にはならないのです。

もちろん忌み言葉と同じように、「あけましておめでとうございます」とか「謹賀新年」といった言葉は使わないようにします。「晴れやかな年になりますように。くれぐれもご自愛ください」というようなことを書けば大丈夫です。

喪中はがき豆知識

忌というのは神道の死に対する汚れの思想から来ています。死の汚れを他人に広めないようにするために他人との接触を控えるということです。この期間中は、神社にもお参りはしません。

この思想が現在も、「忌引き」という特別休暇の制度の中に残っています。国家公務員や一般企業の社員が、身内や近親が亡くなった時に休暇が取れる制度です。配偶者や両親の場合には7日前後、祖父母や兄弟姉妹の場合には3日前後となっています。叔父や叔母の配偶者あるいは兄弟姉妹の配偶者となると1日が多いですね。

配偶者は特別な関係ですがそれ以外は、血のつながりがあるということが重んじられていることがよくわかります。配偶者の場合には血のつながりがなくても一心同体ということですね。